日本在住外国人が集まる掲示板で「日本で英語を教えるにあたってどんなことに欲求不満を感じる?カリキュラムなどを変えられるならどんなことを変えたい?」というスレッドが立ち、外国人から様々な意見が寄せられていました。
以下、海外の反応を翻訳しました。
海外の反応
■ 俺だったら、日本人英語教師にスピーキングとリスニングテストを受けさせるか、語学留学を必須にするよ。俺はいつも日本人英語教師にあきれさせられるよ。彼らはこんなことを言うんだ。
「何で海外に行くの?外国はこわいよ。日本こそ最高だよ」
「I can’t Eigo(原文ママ). ベリーベリー難しい」
こういう人間は外国語を教えるべきじゃないよ。
→語学留学に関して100%同意だわ。英語学科の学位取得の要件にすべきだよ。
■ 俺は小学校と幼稚園で英語を教えてるけど、いくつか問題があるよ。
1. “I’m fine, thank you and you.”のような定型文で子供に英語を教えるのを禁じるべき。
2. 英語を外国語と呼ぶのを止めるべき。英語と呼ぶべき。日本で学ばれる主な外国語は英語だから、「外国語」と強調すると子供たちは拒否感を覚えて、英語を使わなくなる。
3. 全ての子供が小学一年生から英語を学ぶべき。
4. 英語教師にトレーニングをするべき。23歳の新米英語教師が英語を話せないなんて意味不明。
5. 英語教授法のトレーニングを実施すべき。
6. アシスタントの外国人英語講師がクラスにいる時は、日本人英語教師にとって休憩して良い時間じゃない。規律を保つ責任があるよ。
7. 日本人英語教師は、アシスタントの外国人英語講師に対して他の日本人の教員と接するように尊敬の念を持って接するべき(少なくとも生徒の前では)。もし、生徒が外国人講師に対してお辞儀をしなくてもいいんだと認識すれば、外国人講師を~ちゃんや~君付けをして、授業を真面目に受けようと思わなくなるからね。
■ 日本の高校の英語のテストを見たことがある?「a」を書き忘れたら、減点もなく不正解になるんだ。ピリオドを書き忘れてもね。これだから子供は英語嫌いになるんだ。レベルの高い高校の英語の授業は、俺がかろうじて説明ができるくらいの馬鹿げた文法について学ぶんだよ。
■ 多くの日本人が英語を話せるようになるには、かなりの時間がかかることをここのみんなは認識する必要があるよ。アメリカ人のエリート外交官が日本語をビジネスレベルまで上げるには3000~4000時間かかるし、100年前の大日本帝国海軍が英語を学ぶのに3000~4000時間を費やしていた。現在の日本人の英語カリキュラムでは1000時間、もしくは6年間の授業でしか、英語に触れる機会が与えられていない。英語が流ちょうになるには十分じゃないよ。
→1000時間のうち、生徒が英語を聞いたり使ったりする時間はどのくらいなんだろう?日本では和訳や日本語で英語を説明することに重点を置いてるよね。それだと、子供たちが英語で思考することができないよ。
→現在のシステムはこんな感じだな。小学校で子供たちは、楽しみながらたくさんの英単語やフレーズ、アルファベットを学んで英語に興味を持ち始める。中学に入ると、もう一度アルファベット、曜日、色などを最初からまた学び始める。子供たちは小学校ですでにそれらを学んだから、英語に対して興味が無くなり飽きてしまうんだよ。そして原型、単数形、複数形、形容詞、動詞、名詞などの文法用語に触れて、子供たちは「何だこれ?日本語を話す時に俺らはそんなこと気にしてないのに?」って感じになるんだよな。
→そして高校ではまたもう一度やり直すんだよな。だって誰も子供たちに上達なんて期待していないからね。
→早い時期から英語を学ぶのは悪いことじゃないけど、現在の状況では上手くいかないよ。まず第一に日本人英語教師の英会話力を上げる必要があるよ。でも文部科学省の人間には英会話力はないだろうし、第二外国語として英会話を学ぶことに関して彼らはスペシャリストでもない。改革はまずここから始めるべきだと思うよ。
→状況は悪くなってるね。小学校での英語教授法は定まっていないし、俺が聞いたところによると唯一の解決策はより多くのアシスタントの外国人英語教師を雇うことらしい。
→これは正しいとは全く思わないな。もし外国人教師を雇うなら、文部科学省は外国人教師にもっと授業とカリキュラムに対して主導権を持たせてあげるべきだよ。
翻訳元:goo.gl/LGpuoh
こういうので学習時間の少なさに触れてるの初めて見た