韓国メディアは、韓国人の日本就労は簡単ではなく、日本語能力に加えて武器が無いと就職は難しいと報じました。
記事の主な内容:
・いくら日本が求人難といっても利益を出さない人間でなければ企業は誰も採用しない。「日本は求人難=就業し易い」という公式は成立しない。
・東京の新大久保にあるパブで、日本で就職した韓国人青年四人と座談会をした。彼らは概ね日本の生活に満足していると言いながらも、日本の就職を「簡単だ」と考えてはならないと口を揃えた。
・日本のIT企業で、ユーザー・インターフェイス(UI)のデザイナーとして働いて10ヶ月のチョン・セミ(29)さんは、日本で6ヶ月ほど「就活」(求職活動を意味する日本語)をした。「就活時に、”日本は求人難で、就職間口が韓国よりも広い”という韓国の記事を見たことがある。個人差はあるだろうが共感することは難しかった」話った。
・日本生活11年目のITエンジニアのユン・ジュンヨン( 32)さんは「私も初めて就職した時、履歴書を100通ぐらい出した」とし「ただし、ITエンジニアの場合、韓国より日本の方が機会が多いのは事実だ」と述べた。
・外資系のIT企業でマーケティングを担当しているキム・スヒョン(29)さんは、「面接に行った時、複数の大企業から”結婚はするのか?”将来、韓国に帰るつもりなのか?”という質問を受けた」と述べた。「女性だから結婚したら韓国に早く戻る」という先入観を持っているような雰囲気だったそうだ。キムさんは「性差別的、外国人差別的な質問だと感じた」と述べた。
・日本のスタートアップ企業でデザイン総括(CDO)を担当しているチョン・ジンホ(37)さんは、「韓国青年を対象とした日本の就職相談会に参加することが時々ありますが、韓国求職者は”日本企業の雇用状況が全体的にどうですか?”のような漠然とした質問を多くしている」とし「自分が興味のある分野と企業を具体的に決めて調べる必要がある」と助言した。
・日本生活5年目の社労士のキム・スンミン(31)さんは「いくら韓国人が日本語を上手に喋れても、日本人より上手になることはないでしょう。情報を得る能力は日本人より落ちる。ITのプログラマのように技術がある場合は、別だですが、一般的な事務職で日本人と競争するのは容易ではないと感じました。」とし「日本人と競争できるような技術が必要だ」と思ったキム氏は、建設会社で勤務し、1年6ヶ月ほどの準備の末、日本の社労士の資格を取った。事務職の就業に成功するには、英語や中国語のような外国語を上手であったり、自分だけの利点が必要だ」と語った。
引用元:http://ur0.link/LZUQ
このニュースに韓国人から関心の声が寄せられていました。
以下、韓国人の反応を翻訳しました。
韓国人の反応
■ 漠然と日本は就職し易いので挑戦してみてはどうか?という記事ではないので、良いですね。日本就労を準備している者として、現実的な部分を示してくれて助かりました。ありがとうございます。
■ 悲しい韓国の現実である。
■ それでも韓国より日本での就職の方がよい
■ 日本での就職の際、外国語などの技術が必要なのは基本的であり、最も重要視されるのは、人間関係です…。特に外国人の場合、社内の人間関係が困難である場合が多く、入社してもやめる場合が多いです…。私は日本の職場生活7年目だ…。
■ 大企業と中小企業の賃金差がなくて良い!
■ 日本の会社に行かないでください。日本の会社には未来がありません。楽しみもありません。韓国の会社が最高です。
■ 日本はムン災害とは異なり、青年の完全雇用に成功したよ。
■ 日本の最大の欠点は、国は金持ちだが国民は貧しいことだ。
■ 確かにヨーロッパや日本では、大企業と中小企業の賃金格差が韓国よりはるかに小さいね。
■ 韓国では武器があっても就職できない。
■ 良い情報ありがとうございます^^
■ 日本は雇用があふれて働く人々が不足してるのに、韓国は。。。。
■ それでも放射能に晒される状況になるかもしれないので、行きたくないですね。
■ 性差別的な質問ではあるが、会社の立場では、必ず回答を受けなければならない部分だから、性差別的な発言だと思わない方が良いでしょう。
■ 外国で採用されることは難しいのですが、採用されてからも外国人だから受けなければならない法律的、制度的、技術的、慣習的差別がひどいです。
■ 日本では昼食代サポートしないんだよな。週休手当てもないらしい。
補足:週休手当とは?
週休手当とは、週に15時間以上勤務(アルバイトも可)すれば、1日の平均労働時間分の手当てが誰でも必ずもらえる制度です。
韓国の現在の最低時給は8,350ウォン(約835円)ですが、「週休手当」を含めて時給換算すると、実質の最低時給はすでに1000円を超えていて、日本やアメリカの最低時給よりも高額になっています。また、最低時給は全国一律同額です。
(例)週3日、1日6時間(週18時間)、最低時給の8,350ウォン(約835円)で働いた場合:
週休手当は、6時間 x 8,350ウォン(約835円)= 5万100ウォン(約5,010円)になります。
週休手当ては、ひと月で4回分もらえるので、月ベースでは5万100ウォン(約5,010円)x 4 = 20万420ウォン(約2万42円)もらえる計算になります。
上記の例を週休手当てを含めたトータルで時給換算すると、時給は驚異の1万113ウォン(約1113円)になります。
この制度のため自営業者や中小、零細企業の経営が圧迫されています。
■ うらやましいT_T
翻訳元:http://ur0.link/LZUQ
>日本の最大の欠点は、国は金持ちだが国民は貧しいことだ。
全世界の貯蓄のうちの45%程度が日本一国なんだけどねw
貯蓄額では日本人は世界一だよw